1. 年に一度の帰郷。アカシアまつりと共に

6月の小坂町といえば、町中に白い花が咲き誇る「アカシアまつり」。明治期、鉱山の煙害対策として植えられたアカシアが、今ではこの街のシンボルとなっています。そのまつりに合わせ、私は「小坂鉄道保存会」のボランティアとしてレールパークに立ちました。

多忙な日々の中で、なかなか頻繁には来られませんが、旧小坂駅の駅舎に足を踏み入れると、一瞬にして心が解き放たれます。ここは私にとって、単なるボランティア先ではなく、大切な仲間と歴史が待っている「もう一つの故郷」なのです。
2. 🛠️ 未来へ繋ぐ、キハ2101の外観復元作業

今回の活動の大きな柱の一つが、小坂鉄道キハ2101の補修作業です。 かつて小坂〜大館間を走り、多くの人々を運んだディーゼルカー。現在は外観の復元を目指し、保存会メンバーで手分けして作業を進めています。
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地道な補修の積み重ね: 長年の風雨に耐えてきた車体は、各所に傷みが見られます。古い塗装を剥がし、錆を落とし、下地を整える。一つ一つの工程は地味で根気がいりますが、少しずつ往年の輝きを取り戻していく姿を見るのは、何物にも代えがたい喜びです。

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技術の継承: ベテランメンバーから教わる補修のコツ。車両への愛着がそのまま作業の丁寧さに繋がっていく、そんな温かい空気が流れる現場でした。
🚉 「駅員」としてのおもてなし。ブルートレインあけぼの
補修作業の傍ら、私はブルートレインあけぼのの「駅員」としてのおもてなし業務にも従事しました。

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動くホテル、再び: 現在、レールパーク内で宿泊施設として活用されている「あけぼの」。宿泊されるお客様を、当時の駅員のような制服姿(あるいは腕章を巻いて)でお迎えします。
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交流の喜び: 「昔、上野からこれに乗ったんだよ」「初めて寝台特急を見るんです」といったお客様の声に耳を傾け、車両の歴史を語る。まつりに訪れた多くの方々に、小坂鉄道レールパークの魅力を伝えるこの時間は、私自身が一番楽しんでいたかもしれません。

3. 🛌 N-BOXで初挑戦!レールパーク車中泊
今回は初めての試みとして、愛車の**N-BOX(JF3)**で車中泊を行いました。
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プライベート空間の確保: シートをフルフラットにし、自慢のEcoFlow DELTA 2を電源として活用。小坂の夜はまだ少し肌寒いですが、慣れ親しんだ自分の車の中は、驚くほど快適な基地となりました。

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静寂のレールパーク: 営業が終わった後の、静まり返ったレールパーク。月明かりに照らされたブルートレインを眺めながら、自分一人の時間を過ごす贅沢。翌朝、アカシアの香りと共に目覚める体験は、車中泊ならではの醍醐味でした。

4. ✨ まとめ:小坂鉄道は、僕の魂の拠り所
2日間の活動を終え、心地よい疲れと共に秋田市への帰路に就きました。
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保存活動の意義: 形あるものを守り続ける難しさと、それ以上に大きな達成感。
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仲間の存在: 同じ志を持つ仲間たちと過ごす時間の尊さ。
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故郷としての小坂: 年に一度でも、ここに戻ってこられることが、自分の日常を支える大きな力になっていると再確認しました。

小坂鉄道レールパークは、これからも私の「故郷」であり続けます。キハ2101が完全に復元されるその日まで、そしてその先も。
