2023年3月19日、特別な一日の始まり

2023年3月19日、僕にとって恐らく最後の親子鉄旅となる特別な日がやってきました。高校入学を控えた3番目の息子と一緒に、初代リゾートしらかみ「クルージングトレイン」のラストランに乗車するため、秋田駅へ向かいました。
この車両は僕たち親子にとって本当に思い出深い存在。デビューから何度も乗車し、たくさんの親子鉄の想い出が詰まった車両でした。
秋田駅での再会 - 懐かしのクルージングトレイン
秋田駅のホームに停車するクルージングトレインの姿を見た瞬間、胸が熱くなりました。青と白のツートンカラー、そして「CRUISING TRAIN」の文字。この車両と過ごした数々の旅路が一気に蘇ってきます。
キハ48 533の車両番号も見慣れたもの。子どもたちがまだ小さかった頃、この番号を覚えて「あ、いつものしらかみだ!」と喜んでいた光景を思い出します。
車内での特別な時間 - 父と息子の会話

リクライニングシートに座り、いよいよ弘前に向けて出発。車内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとしたカーテンが優雅な空間を演出していました。丸いテーブルも懐かしく、ここで何度家族でトランプをしたり、お弁当を食べたりしたことでしょう。
息子との会話は自然と中学校生活の振り返りになりました。部活のこと、友達のこと、勉強のこと。そして春からの高校生活への期待と不安。車窓を流れる景色を眺めながら、ゆっくりと語り合える時間は本当に貴重でした。
弘前駅到着 - そして新たな冒険へ

弘前駅に到着後、今度は弘南鉄道の特別列車に乗り換えです。お座敷電車という珍しい車両で、畳敷きの車内は新鮮な体験でした。息子も「こんな電車初めて!」と興味深そうに車内を見回していました。

平賀駅車庫見学 - 鉄道の裏側に感動

平賀駅では車庫見学という貴重な体験をすることができました。普段は見ることのできない車両基地で、整備中の車両や古い電気機関車を間近で見ることができました。鉄道ファンにはたまらない光景で、息子も真剣に写真を撮っていました。
車内でのお弁当 - 最高の思い出

特別列車の車内で食べたお弁当は格別でした。畳の上に座り、息子と並んで食べる駅弁。これまでの親子鉄旅を振り返りながら味わう一口一口が、本当に美味しく感じられました。
「小さい頃はよく電車でお弁当食べたよね」 「うん、覚えてる。今日が最後かと思うとちょっと寂しいな」
息子のそんな言葉に、胸が熱くなりました。
夕日に照らされた帰路

帰りの車窓から見えた夕日が印象的でした。オレンジ色に染まった空と雲、そして広がる田園風景。この美しい景色を息子と一緒に眺められたのも、きっと最後かもしれません。
津軽の車両基地 - 鉄道の歴史を感じて

途中で見学した車両基地では、歴史ある蒸気機関車を思わせる除雪車の姿もありました。黒い車体はまさに鉄道黄金時代の象徴です。ラッセルの体験操作も面白かった。息子も「かっこいいね」と見入っていました。こうした本物の鉄道文化に触れられるのも、この地域ならではの体験です。
親子鉄旅の終わり、新たな始まり
今回の旅行は、僕にとって息子との最後の本格的な親子鉄旅となりました。高校生になれば部活や友達との時間が増え、こうして二人だけで鉄道旅行をする機会はもうないかもしれません。
でも、これまでの親子鉄旅で培った思い出は息子の心にも深く刻まれているはずです。いつか息子が自分の子どもと鉄道旅行をする時、今日の記憶が蘇ってくれることを願っています。
クルージングトレインへの感謝

初代リゾートしらかみ「クルージングトレイン」、本当に長い間ありがとうございました。僕たち親子に数えきれない素晴らしい思い出をくれたこの車両に、心から感謝しています。
ラストランに立ち会えたこと、そして息子と一緒にその瞬間を共有できたことは、一生の宝物です。
さいごに
親子鉄旅の卒業は寂しいものですが、新たな始まりでもあります。息子は高校生として新しい世界に羽ばたいていく。それを見守りながら、今度は違った形で息子との関係を築いていければと思います。
そして、いつかまた家族で鉄道旅行ができる日を楽しみにしています。その時は孫と一緒かもしれませんね。
親子鉄旅、本当にありがとうございました
